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2020年1月2日

天野みか『駅から徒歩5分の名所 カトリック宝塚教会』

カワイイ!って言いたくなる、ユニークな「くじら」の教会。本の作りの世界観も「カワイイもの好き」の琴線に触れると思います。
阪急今津線の上り電車が南口の駅を出ると、すぐ右手に見える「くじらの教会」。宝塚市内には、この宝塚カトリック教会ほか、昭和を代表する建築家、村野藤吾氏の作品がいくつか現存します。天野さんは、まず教会にお話をしに行き、昨年のマチ文庫講座を全回受講し、出来上がったものを教会の人に見てもらい、一冊の作品に仕上げられました。一見素っ気ない表紙をめくると… 「本を作る」楽しさにあふれた一冊。
〈本文の一節〉

阪急宝塚駅から西宮北口駅に向かう電車は、宝塚大歌劇場を通り過ぎ、武庫川を渡るとすぐに宝塚南口駅に着く。そのまま進行方向右手の車窓から、線路沿いを何気なく見ていると不思議な形の建物が目に入る。黒く広がる屋根と、空に突き出た高い塔。これが、遠くからも多くの見学者が訪れる、有名な 村野藤吾氏設計の「カトリック宝塚教会」の建物だ。…

駅から徒歩5分の名所 カトリック宝塚教会

著者:天野みか
制作年:2016年
仕様:A5変形判 26ページ 中綴じ
著者プロフィール:図書館にも寄贈いただいた著作はキリシタンに関するもので、別のお名前になっていますので、そのプロフィールからは多くを引用いたしませんが、信仰への真摯な姿勢、人柄が十分に感じ取れます。この作品はマチ文庫講座に全回参加して、仕上げられたものです。(2020年8月)