Close

2020年1月2日

近藤眞由美『中山奥の院への道は花との出あいがある道 野草雑草・ツル性植物』

図鑑として有用。この形にまで仕上げた作者の努力に頭が下がります。
何度も登るうち「中山にはどれだけの種類の草木があるのだろうか?」と思うようになり「咲いている花を片っ端から撮るようになり…」そうして完成させた、中山に生育する植物の図鑑。1植物に4枚の写真を付し、巻末には五十音順索引もある完成度の高い図鑑。「樹に咲く花」編と「野草雑草 ツル性植物」編の2分冊。「野草雑草 ツル性植物」編には、ヘビイチゴ、イタドリ、センブリなど47種を収録。
〈本文の一節〉

中山奥の院へ登るには、いろんなルートがあります。沢沿いに行けば湿地に咲く花もあり、時期折々に合わせて登れば新しい発見もあります。
下山は必ずしも同じルートではありません。13丁から清荒神への道は、特に驚きもあります。
有毒植物も多いです。初めて見る花は用心しないといけません。口に入れる場合はなおさらです。
花が咲けば実が出来る。 それがどんな形か、どんな色か?興味が出てくると、それを見たいと思ってまた山に登ります。…

中山奥の院への道は花との出あいがある道 野草雑草・ツル性植物

著者:近藤眞由美
制作年:2017年
仕様:B5版 56ページ 平綴じ
著者プロフィール:神戸市出身、宝塚市在住。出かける時は、いつもデジカメ持参。被写体のほとんどは、植物、生物、景色。武庫川や中山の自然が好きです。(2020年8月)