御神渡朱鹿『宝塚物語 閉ざされし岩戸の内側より捧ぐ隠されし女神の物語 弐巻』
汲めども尽きぬ女神の物語。今回の改訂から巻数表記が壱巻、弐巻に変更!大長編の予感!
弐巻では、甲山の背後にかつて存在したという巨大な霊峰、稲倉山と、機内一円に広がる壮大なレイラインのお話を中心に。参巻以降の物語の展開が楽しみです。
〈本文の一節〉
宝塚を取り巻く地域において、神功皇后や聖徳太子、役行者や空海の存在は深部では影響を及ぼしていて、地域の信仰に根付き他方からも信仰者を集めくる存在にあります。彼らの業績は伝説であり、そして、語り継がれました。その人知を超えた能力を神懸りとして捉えた古代人のセンスは、神への厚い信仰心の顕れそのものです。…
宝塚物語 閉ざされし岩戸の内側より捧ぐ隠されし女神の物語 弐巻
著者:御神渡朱鹿
制作年:2017年
仕様:A4判 138ページ 平綴じ
著者プロフィール:「おみわたり すしか」と読みます。宝塚を中心に歴史全般に造詣が深く、独特の歴史解釈にファンも多い。見返り岩周辺を実際に武庫川に潜って調べたり、山中に入って巨石を調べているうちに夜になり野生動物に出くわしたり、鉱泉でコーヒーを沸かして飲んでみたり…行動派の快男児。ファンが多いのは、人を惹きつけるお人柄のせいもあるのかもしれません。千歳橋を私設した石原家の出身。(2020年8月)