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2020年1月2日

近藤眞由美『中山奥の院への道は花との出あいがある道 樹に咲く花』

すべての植物について季節ごとの写真を掲載。花の写真だけじゃないのがすごい!
何度も登るうち「中山にはどれだけの種類の草木があるのだろうか?」と思うようになり「咲いている花を片っ端から撮るようになり…」そうして完成させた、中山に生育する植物の図鑑。1植物に4枚の写真を付し、巻末には五十音順索引もある完成度の高い図鑑。「樹に咲く花」編と「野草雑草 ツル性植物」編の2分冊。「樹に咲く花」編にはヤマモモ、アセビ、ヤマウルシなど48種を収録。
〈本文の一節〉

宝塚には300~400m級の山がたくさんあります。この中山の最高峰は478m。
中山寺の山門をくぐり、奥の院への道中は、ハイキングと言うには少し険しい所もあり、健康の為に登る人も多いようです。
あずま屋で休んでいる時、「この山は、ねんきん山とも言うんやで」と教えてくれた人がいました。働き終えて年金をもらうようになってから、健康維持に登るようになった人も多いそうです。私もその中の一人。
何回か登ると、山の景色の変化も感じられます。常緑樹の大きな木にも花が咲きます。桜の季節は終わったのに、桜吹雪の様に散る花は、ソヨゴの雄花。…

中山奥の院への道は花との出あいがある道 樹に咲く花

著者:近藤眞由美
制作年:2017年
仕様:A5判 56ページ 平綴じ
著者プロフィール:神戸市出身、宝塚市在住。出かける時は、いつもデジカメ持参。被写体のほとんどは、植物、生物、景色。武庫川や中山の自然が好きです。(2020年8月)