石原良二『宝塚物語 増補版(上巻)』
〈本文の一節〉
千歳橋の名の由来は讃美歌21の449番「千歳の岩よ」から名付けられました。
一.千歳の岩よ わが身を囲め 裂かれし脇の 血しおと水に 罪もけがれも 洗いきよめよ
二.かよわき我は 律法にたえず もゆる心も たぎつ涙も 罪をあてがう 力はあらず
三.十字架の外に 頼むかげなき わびしき我を 憐れみたまえ み救いくば 生くる術なし
四.世にある中も 世を去る時も 知らぬ陰府にも 審きの日にも 千歳の岩よ わが身を囲め
千歳の岩とは、千年もの永い歳月を経ても変わらない永遠なる存在。
イエス・キリストを意味します。…
宝塚物語 増補版(上巻)
著者:石原良二
制作年:2016年
仕様:A4判 104ページ 平綴じ
著者プロフィール:宝塚を中心に歴史全般に造詣が深く、独特の歴史解釈にファンも多い。見返り岩周辺を実際に武庫川に潜って調べたり、山中に入って巨石を調べているうちに夜になり野生動物に出くわしたり、鉱泉でコーヒーを沸かして飲んでみたり…行動派の快男児。ファンが多いのは、人を惹きつけるお人柄のせいもあるのかもしれません。千歳橋を私設した石原家の出身。(2020年8月)