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2020年1月2日

近藤眞由美『ズングリオヒシバ 宝塚に初めてやって来たイネ科の草』

正直地味なイネ科の草。偶然見つけたこの植物は、関西初発見の帰化植物でした!一年観察した労作。
「雑草という草はない。どんな植物でもみな名前があって、それぞれ自分の好きな場所で生を営んでいる。…」
散歩中に武庫川河川敷で発見したイネ科の帰化植物ズングリオヒシバの観察記録。兵庫県植物誌研究会の『兵庫の植物第25号』に掲載された共著論文「兵庫県初報告の帰化植物ズングリオヒシバ(イネ科)とその生活形」も掲載。
〈本文の一節〉

家から5〜6分も歩けば武庫川が流れています。朝の散歩コースにはもってこいの道が、宝塚から武庫川河口まで続き、この間には小さな花が季節ごとに咲いています。
河川敷がグランドとして使用されている所は、たびたび草が刈りこまれてしまいますが、草が茂っている時には、多くの種類の花も見られます。
雑草と言ってもそれぞれに名前があり、花も咲かせます。その中で見なれない草、一度は通り過ぎたものの気になってまた戻り、カメラに収めます。…

ズングリオヒシバ 宝塚に初めてやって来たイネ科の草

著者:近藤眞由美
制作年:2017年
仕様:B5判 40ページ 中綴じ
著者プロフィール:神戸市出身、宝塚市在住。出かける時は、いつもデジカメ持参。被写体のほとんどは、植物、生物、景色。武庫川や中山の自然が好きです。(2020年8月)