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2020年1月2日

宝塚市立中央図書館市史資料室『旧松本邸』

国登録有形文化財の洋風建築「旧松本邸」は、長い年月を耐え、今日も池のほとりに建っています…。ぜひ公開日にいらしてください!
現在、宝塚市立中央図書館市史資料室の桜ガ丘資料室となっている国登録有形文化財「旧松本邸」。川面ブドウ池の奥にあるこの建物は、昭和12年に建築されて以来、ほとんど改装等の手が加えられていない貴重な建築遺産となっています。毎年春と秋の2回、計11日間公開していますので、まだの方はぜひ一度ご覧ください。旧松本邸の詳細な解説付き記録集。
〈本文の一節〉

旧松本邸
神戸を拠点に貿易業を行っていた土井内蔵さんの本宅で、宝塚市桜ガ丘にあります。
アメリカで建築を学んだ建築家・川崎忍さん(土井内蔵さんの甥)によって設計され、昭和12年(1937)4月に完成しました。
後に土井内蔵さんの娘の瑠璃子(アイリン)さんとその夫の松本安弘さん夫妻に引き継がれました。松本安弘さんの遺言により、平成13年(2001)、宝塚市に寄贈されました。
建築当初からあまり手を加えられていない貴重な洋風建築です。平成17年(2005)に国の登録有形文化財に登録され、平成21年(2009)には「ひょうごの近代住宅100選」(神戸・阪神間の洋館)に選ばれました。

旧松本邸

著者:宝塚市立中央図書館市史資料室(津田千陽)
制作年:2017年
仕様:A4判 28ページ 中綴じ
著者プロフィール:宝塚市立中央図書館内にある市史資料室では、宝塚市に関わる歴史資料(古文書・写真・絵はがきなど)を収集、保存、分析し、公開しています。また、『宝塚市史』の発行後に発見された事象や研究成果の公表の場として『市史研究紀要たからづか』を発行しています。(2020年8月)