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2020年1月2日

山口博哉『宝塚歌劇が育てた映画スター轟夕起子 資料展図録』

轟夕起子を追ってどこまでも!驚嘆すべきマニア魂!
山口博哉さん、3作目の轟夕起子オマージュ本は中央図書館聖光文庫で平成29年9月に開催した『たからづかマチ文庫資料展 宝塚歌劇が育てた映画スター轟夕起子』の展示品を集めた解説目録。手塚作品に小さな字で記された轟夕起子も見逃しません。
〈本文の一節〉

轟夕起子 本名、西山都留子(つるこ)。1917年(大正6 年)9月11日、東京市麻布区新広尾の中流家庭に生まれた。すぐに市内の中渋谷へ移り、大正デモクラシーが高揚する東京で幼年期を過ごした。その後、愛媛県宇和島へ移住。鶴城保育園を卒園後、宇和島第一小学校へ入学。さらに兵庫県明石へ移り、神戸を経て、京都へ移り住んだ。翔鸞小学校卒業後、京都第二高等女学校へ入学するも1年で退学、1931年(昭和6年)4月に宝塚音楽歌劇学校へ入学した。…

宝塚歌劇が育てた映画スター轟夕起子 資料展図録

著者:山口博哉
制作年:2017年
仕様:A4判 102ページ 平綴じ
著者プロフィール:1970年生まれ、映画史家。女優名鑑で轟夕起子に魅了されて以来、熱狂的ファンとなり、1986年頃から資料収集を開始。独力で轟夕起子研究を継続、現在伝記を執筆中。主な著書は「女優 轟夕起子の生涯 翔鸞尋常高等小学校時代を中心に」(2004年、私家版)、「月刊トドロキ・ユキコ」(2008年~継続中)、「原節子のすべて」(共著、2012年、新潮社)、「映画監督 春原政久フィルモグラフィー」(2014年)など。(2018年3月)